始まり

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黒田和樹 3月10日午前9時 「ここでいいんだよな?」 俺はそう言いながら港の近くにある壊れた工場のそばに来た。 「ん?あれは…」 工場の入り口に目線を向けるとすでに何人かの人達がいた。 年代はさまざまだ。 年配者や俺とあまり年が変わらないやつや明らかに小学生ぐらいな子もいる。 「俺以外にもたくさんいるんだな…まぁクイズは人がたくさんいる方が楽しいよな」 そう考えていたらいきなり肩を叩かれた。 「ん?…お前は…」
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