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黒蝶紗織
3月10日午前9時
私は港にある壊れた工場についた。
「本当にこんなとこでクイズがあるのかしら?」
見るからに古びた工場だ。
到底こんな所でクイズがあるとは思えない。
けどすでに入り口の所にはたくさんの人達が集まっていた。
「…本当にあるみたいね」
私は苦笑しながら近づいた。
近づいたらこの場所に来ている人達がさまざまな年代である事に気付いた。
「結構年代ばらばらね。様々な種類のクイズがでる番組なのかしら?」
そう考えていたら、懐かしい人を見かけた。
「あれ和樹くん?隣にいる人は友達かしら?」
そう思えないながら私は和樹くんのところに駆け寄った。
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