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俺はなんで紗織がいるのか気になり
「で?なんで紗織までここにいるんだ?」
「え?決まってるじゃない、和樹くんのそばにいたかったから」
「嘘つけ」
「もぅ…本当はねクイズに出ないか?みたいなメールがきたの。和樹くんは?」
「お前もか…俺のところにもその不思議なメールがきたんだ。」
「へぇ~…その横にいるお友達も?」
「あぁ、そうみたいだぜ?なっ、龍。」
「ん?…あぁ、俺のところにもきたんだ。クイズに出ないかってな。」
「じゃあやっぱりアンケートにも答えたの?」
そう聞かれると龍は目を細めて
「答えたよ。意味のわからんアンケートだったがな。」
「内容はやっぱり大切な人の順位?」
「なんだ…みんな同じ内容のアンケートだったのか?」
しばらく龍はじっと考えた後俺の方を見て
「和樹はどんなアンケートだった?」
「同じく俺もそんな質問だったぜ。今回あるクイズになんの関係があるか分からないがな。」
そう答えると龍は不安そうに
「なぁ…やっぱり帰らないか?なんか嫌な予感がしてならないんだ…」
どうゆう事だ?
こんなにも不安そうにしている龍はみたことない。
いつも退屈そうにして喧嘩ばっかりしていたアイツが…
「なぁ、どうした龍?いつものお前らしくないぞ?」
「実はね和樹くん…私もちょっとおかしいなぁって思ってたの…」
なんて事だ…いつも俺の前以外ではクールな紗織さえも不安で仕方ないような顔をしてやがる…。
「けどどんなふうにおかし…」
俺が喋っている最中にいきなりアナウンスが流れた。
これが地獄の始まりとなるアナウンスだとはその時俺は思わなかった…。
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