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「まずは委員長から決めないとな。誰か立候補はいるか?推薦でもいいぞ。」
委員長に立候補するやつなんているのだろうか?
そんなことをおもっていると1人の男が手を挙げた。
「立候補か?」
「いえ、僕は滝川さんを推薦します。」
「えっ?」
推薦された那奈自身も驚き戸惑っていた。
「滝川、いいか?」
「え、えっと…。」
那奈は困っていた。どうにかして助けてあげられないだろうか?
「滝川、どうする?」
「じ、じゃあ…。」
那奈が言い終わる前に俺は立ち上がった。
「赤澤どうした?」
「俺が委員長になります。」
はい?
俺は何を言ってるんだ?
「「「おぉ~。」」」
教室から感嘆の声が漏れた。
「そうか、赤澤がなってくれるか。じゃあ、滝川は副委員長でいいか?」
「は、はい!」
那奈も俺の立候補驚いているようだ。
俺はさっきの自分の行動を不思議に思いながら、後の役員決めを眺めていた。
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