一章 ヤンデレ

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次の日、いつも通り大学の講義受けて、図書館で資格の勉強し終えた帰り道、昨日虐められていたのを助けた場所に助けた女の子がいた。 助けた後、女の子は野生の動物助けたみたいに走ってどっか行ったから流石に「お礼の言葉位してもいいんじゃないの」とか思ったりしていた。 今日になって現れたということはお礼の言葉位述べるのかなと思ったが、予想の斜め上いく展開でいきなりの告白。 どこのビッチですか?とか思ったけどいつも通り冷静に、 「重度のミクたんヲタですけどそれでいいなら ああ、早く家に帰ってミクたんとチュッチュしたいフヒヒ」 といつもの調子で言うと 「ミクたんってなんですか?」 と質問してきたので いつも持ち歩いてる同人誌のミクたん(ひかれる率当社比2倍)の絵をみせて説明した。 普通ならここで終幕なのだが、 「かわいい絵ですね! これがなんですか?」 とひきつった様子もなく言い切った。 (なん…だ…と?) 女の子をみた感じ高校生、しかも顔もそれなりでなぜ虐められていたのかもわからないような人間がひかない…だ…と? 新手の詐欺かと思ったが、興味湧いたのでつきあうことにした。
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