お仕事 珍道中

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  はてさて現場に着いた私と社長       ちょこんと座る遼     右手をタオルで縛ってるものの   血が滲んでた。     私は一通り現場関係者に 頭を下げて回り     遼の前に仁王立ちした。         捨て犬の様な目で 私を見上げる遼       「…猫ちゃん…  ビビってた?」     冷めた声で問い掛けた私に 遼は小さく頷いた。     「そりゃ逃げ場無いトコで  変な男が変な声出して  寄ってきたら怖いわな…」     吐き捨てる私   怯える遼     「皆にも迷惑かけたしな…」     またも吐き捨てる私   またも怯える遼            (゙-_-)        ((゚д゚∥))            「傷にアロンアルファ塗って       仕事に戻れ …」
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