壱.出会い

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「あのっ!」 私が喋ると同時にクロウさんは立ち上がりお茶を汲み出した。慣れない手つきで 「ん…何だ?」 「ここって人がいないですけど…。運営とかちゃんとしてるんですか?」 「ヒャヒャヒャ!やってるわけねぇーだろー!!現にオマエは2年ぶりの客だぜ!?」 「はぁ…そうなんですか…じゃあどうやって食費とか…?」 「まあいろいろだいろいろ!」 大雑把な人だなぁ。でも私はこういう人好きかも! 「ほら茶だ!飲め!」 「…変な物入ってないですよね…?」 「入ってるかもな!ヒャヒャヒャ!」 その後お茶を飲んでクロウさんの事務所から出た。
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