壱.出会い

5/10
前へ
/16ページ
次へ
「話ぃ?・・・・まあそこに座んな」 私はその人に言われるがまま椅子に座ろうとすると・・・・ 「おっと!黒い椅子には座んなよ!」 「え!?あ、はい」 何で・・・ダメなんだろ? そしてしばらくして男の人は黒い椅子に座った。 「よし、じゃあ自己紹介だ俺はクロウ宜しくな」 「私は惑鷲みずきです!よろしくお願いします!」 「で!何でここにきやがったんだ?」 鋭い目で私をギラリと睨む。怖いよー怖いよー 「な、なんだか・・・妖怪が出るって噂で・・・」 その言葉を言った瞬間。クロウさんの顔色が変わり、しばらくして下を向いた。 「あ、あのー?私、何かまずいこと言いました?」 「プッ!ブヒャァァァ!よ妖怪?そんなもんいるわけねーだろ!アヒャヒャヒャヒャ!」 クロウさんはバカ笑いした。じゃあここに妖怪はいないんだね? あーあ期待はずれ・・・・・ 「ん?もう帰るのか?」 「あ、はい!」 「そうかそうか、じゃあまた来いよな!暇だし」 うーん?また行こうかな? 暇だったらね。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加