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私はやっと先輩の前に着くと手に持っていた缶ジュースを差し出した。
「どう…ぞ」
「お前……これ生温くなってんじゃねぇかよ!」
そう言うと先輩は缶ジュースを私に押し返した。
「多少の温さくらい我慢して下さいよ……どこの御曹司ですか……」
そう言うと先輩は私を睨み付けてきた。
「す……すみません。すみませんすみませんすみません。だからそんな突き刺すような気持ち悪い視線を私に向けないで下さい……。」
先輩はそれを聞いて更に睨み付けてくる。
「あぅぁ……、あ、あの……ま、まさか新種の拷問ですか……?なら私にとって爪剥がしとか煮えたぎったお湯に入れられるより辛い拷問なのですが……」
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