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リアンダと呼ばれた少女はパソコンの画面が並ぶ、何処かの部屋にいた。画面には少女と男達が追いかけっこしている姿がある。今もまだ、少女は逃げている。いくつもの画面は、どうやら監視カメラで映されたもののようだ。
「あっ、ジュンがいる。」
画面にはジュンと呼ばれた少年がいた。顔は整っており、肩ぐらいまである金髪を後ろで縛っており深い青色の瞳だった。すぐに連絡をする。
「ジュン?」
《なに?リアンダ》
優しい声が響く。少年は、ビルの屋上にいた。青く深い瞳が見つめる先には、爆発音が立て続けにきこえていた。
「実は、アリスがピンチなんだ。助けに行ってあげて」
少女、アリスのことを冷静に状況を、ジュンに伝える。
《了解、てか見えてるよ、あれアリスか…》
ジュンは、呆れたように言った。いつもいつも問題を起こすのは彼女だから。
「そこから北に13kmね」
《すぐに向かう》
ジュンは急いで、少女のもとに向かう。
リアンダはパソコンを凄い勢いで打ち始める…始末書を書くのは、いつものことだ。
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