19人が本棚に入れています
本棚に追加
荒い息づかいで、走るのもやっとだ。
「もう限界!! 」
ずっと走り続けている。ビルの間を走り抜けて、アリスは突然走るのを止めた。本当なら、逃げる必要はない。アリスは立ち止まり振り向く、そして。
「疲れた!! 」
男達は攻撃を止めようとはせずに、炎の塊をアリスに向かって、当てることだけに集中している。アリスが立ち止まり、男達は、その瞬間をねらいーーー。
「死ねぇぇぇぇぇ!!」
爆発音が広がり、アリスは黒い煙に包まれた。炎は燃え盛りながら、逃がさないかのように。
ただ、男達は自分の立場がわからなかった。
広がって見えるのは空。そら……!!。
なにが起きたのかわからい。
飛ばされたのは男達だ。一瞬の出来事に頭はまだついていけず。
「能力使わないのは絶対無理だ!! 」
彼女もまた超能力者だった。
最初のコメントを投稿しよう!