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アリスと双子以外のジュン、リアンダ、リンはわかったようだ。アリスはわからないまま聞いた。
「何が?」
カクは暑くもなくないのに汗を出し始めた。ジュンは更に追い詰める。
「役立たずだね。」
「……」
返す言葉もない、カク。未だにわかっていないアリスはイライラしながら言った。
「だから、何が?」
「この人、知らないみたいね、アリス。」
リンは優しい口調でアリスに言った。
「??」
「ダークアークの本部、わからないって」
リアンダが気づかせるように言った。
「はぁ!?」
アリスはつい大声で言った。
「俺は無理やり連れてこられたんだぞ!! 」
「「開き直った」」
「はぁ!?ふざけてるの!! 」
アリスは一瞬で目付きが変わった。殺気に満ちる目、その場にいた全員が恐怖を感じた。
これが、彼女の強さの一つでもある。
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