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「ちょっと、どうしよう?」
7人はイスに腰掛けて話し始めた。
唯一の手がかりをもっていると思ってたカクは日本にある、ダークアークの本部に行ったことがなく、右も左もわからない状態だ。
「アリス」
リアンダはずっとノートパソコンをやっていた。リアンダは普段からアリス以外とは会話しない。無口であるが、機械をいじるのが好きで情報システムなど得意分野である。
「この国の仲間に会えばいいんじゃない?」
「あ、なるほど!! 」
アリス達は簡単なことを忘れていたが、すぐに思う。だいたい、誰がダークアークかなどは一切わからない。
組織の一員でもないやつがそう名乗っているかもしれないのだから。
すると、突然、カクが口を開いた。
「四十物谷……!?」
「どうかしたの?」
アリスはもう哀れみの目だった。
「四十物谷なら、俺知ってるぞ!! 」
その一言に、一瞬だが、全員が殺意を覚えた。
なぜ、早く言わなかったのかと。
「ほんとに……?」
リンはあまり信用していないようだ。
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