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少女は、人の上を平気な顔で踏みつけていく、そして。
「本当だよね。バカみたい」
好きで人を殺す奴もいるだろう。殺人衝動を止められない奴だ。でも、二人は違う。
この死体の山は殺されても仕方ない犯罪者ばかり。
「依頼だから仕方ない。」
彼等が所属している、“ダークアーク”はいわば、何でも屋をやっている。お金さえ払えば、依頼を確実にこなしていく。少女は、嫌な仕事だとは思っていない。今までずっと、死体の上に立っていたのだから。
「歪みを正さないと、未来のために――――。」
そっと風がふく、二人の間を。
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