偽り

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殴られた次の日 少年は考えました… みんなが何故怒ったのか… 何故、ヘラヘラしてると思われたのか… 笑顔はみんなを救うと母に教わり… 常に笑顔でいたいから仮面をつけているのに… それなのになんで… と 少年は普通に接してるのにみんなはどんどん離れていって… 結果少年は一人ぼっち… 少年は仮面の中で初めて泣きました しかし誰も気にも止めません… 少年は思いました 仮面があるから悪いんだ… 仮面はほんとの自分じゃなくさせるから、みんなが離れてくんだ… だからみんなが怒るんだ… そうして仮面を外そうとしました… しかし仮面は外れようとせずピッタリとくっついたままでした… 少年は自分を呪いました なんで自分は、みんなとちゃんと接しなかったのか… なんで常に笑顔で話していたのか… なんで仮面をつけたままでいたのか… 少年はさっきよりもたくさん泣きました… 仮面をつけたまま大きな大きな声で泣きました…
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