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俺に追いついた時アイツが言った言葉を。 "酷いじゃないか、僕は君にどっちに逃げたか分かるようにわざと大きな足音をたてたのに!" "え!?だってお前俺とは正反対の方向に逃げたじゃん" "そんなわけないでしょ、だってそっちは僕らの家とは真逆だし…それに…" 俺はやっと気づくことができた。 そう、影が向かったその先は……… ………もう何十年も前から誰も訪れなくなっている…… …… 墓地だった。
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