神様がプライベートを晒すようです

2/6
前へ
/41ページ
次へ
オッス、オラ神様。カタカナで書くとカミサマ。ジンサマとか思った奴バカス。 俺のスペックは無印Tシャツとジーパン、悩みは金髪だからよくDQNと間違われる。 そんな俺は今、神界『天ヶ原』にある自宅で仕事中だお。 「何ボーッとしてるんですか!?早く書類を片付けて下さい!!」 コイツは俺の秘書をやっている天使ちゃん。金髪でカワイイ女の子。おっぱいがデカイから秘書として採用した。 仕事は俺と天使ちゃんだけでやってる状態。業務内容は生き物(主に人間)の願い事を聞く事と神界関係の書類管理。週休二日で勤務時間は四時間のみ。月収は最低保証一億のホワイト企業です。 「ちょっと神様!!ちゃんと聞いてます!?」 「ゴメン。鼻くそほじるのに夢中になってた」 ドゴッ!? ちょ!?おま!!上司の頭にげんこつって…DVすんな!!小指が鼻の穴から抜けなくったろうが!!! あっ抜けた。あっ鼻血出た。 「あー!!神様まだ書類一枚もやってないじゃないですか!?」 「ゴメン。つかさやかがみと追いかけっこする妄想に忙しくてさ。後、鼻血出たからティッシュとって」 「死にたいんですか?」 「あーい、とぅいまてぇーん」 天使は限りなくキレた。 こうして俺は天使ちゃんにミックミクにされた後、反省して書類に手をつける事にした。 さてとやるか…。俺はまず最初の一枚に目を通す。 一枚目の内容はこうだ。 『神様へ キミが仕事を怠ったおかげで、人間界が大変な事になってしまっている。よって責任を持ち、自分自身で人間界に降り、問題を改善するよう心掛けよ。 絶対神アッラーより 』 …。 はい不採用で。俺は不採用と書かれた印鑑を押した。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加