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朝起き、俺は寝起き独特のテンション低めでメシを食うために食卓へ向かった。
「オッハ~、レイ○ンドだよ~」
「あっ神様。おはようございます。相変わらずセリフとテンションが違いますね」
だって朝弱いもん。例え神様でも苦手な物はあるよ。朝が弱いと言っても伏線じゃないからね。邪気眼的展開はないからオマエ等安心しろ。
「メタ発言はやめてください!!」
「喋ってねぇし。ズカズカと俺の心の中に土足で踏み込まないでください」
こんなやり取りをしながら俺は座布団の上でアグラをかいて座る。
「今日のメシは何?」
「軽いラーメンです」
どこが軽いんだよ。朝からラーメンとかヘヴィースグルだろ。
一応、天使ちゃんは居候させる代わりに家事全般をやらせている。そうしないとやってられない。コイツおかげで俺の給料の半分は飛んでるもん。まだ五千万あるからいいけど。
早速、どんぶり一杯のラーメンが朝っぱらから食卓に置かれる。朝からラーメンとか胃もたれしそう。
「「いただきま~す」」
とりあえず、出されたからには食うけど、天使ちゃんは独立したら食生活もこんな感じなのか?もし人間だったら早死にするぞ。
俺が天使ちゃんの独立生活を心配していると天使ちゃんは何か思い出したのか、俺に一枚の紙を差し出す。
「そういえばポストに神様宛に手紙が来てましたよ」
俺は手紙を受け取り早速中身を見た。手紙にはこう書かれていた。
『神様へ
貴殿には厳重な処罰を行う為、神界時間午後十二時に神界内閣に来るよ心掛けよ。尚、無視した場合、神界追放を言い渡す。
神界上層部より』
俺、なんかしたっけ?
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