プロローグ

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とある研究所―そこでは色々な実験が行われている。 館内中に鳴り響く警告音。 一人の中年男性が一人の少女の手を握り息を切らしながら何かから逃げていた。 《オーウェル博士ガ実験物ヲ持チ去リ逃亡、直チニ捕獲セヨ》 おそらく放送はその二人の事を言っているのだろう。 その二人はある部屋へと入っていった。 その部屋には人一人が入れるカプセルのような物とそれを操作する機械があるだけで隠れるなど難しい。 しかし、オーウェル博士は隠れずに少女を無理矢理カプセルの中に入れ機械を動かし出した。 「お前だけでも逃げろ!!」
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