理壊者

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「クロナつったか?お前は何者だ? 技人じゃねぇな」 「そうだな」 クロナは否定することなくあっさりと肯定した。 それと同時に技人じゃないと見抜いたコウゲンに警戒を抱いた。 「説明してくれると俺らも助かるんだが… それと人に向かって殺気を放つの止めろ」 「悪いな元からだ」 「………」 「………」 二人の間に重苦しい沈黙が流れた。 それを見ているウェンディはそわそわとして泣きそうにしている。 「ハァ…俺はこことは違う世界からきた。 貴様が技人じゃないと感じたのは俺の中に悪魔がいるからだろう。 この世界に来たのは戦いを求めたからだ。 信じる信じないは貴様らの自由だが告げ口すれば敵と見なす!」 クロナは脅しながら睨みつけた。 「告げ口? ハッ!運が良かったな政府が嫌い奴の所に落ちてきて。 それとテメェの影に仲間の存在があるぜ?」 全てを見透かすコウゲンにクロナは舌打ちした。 「それとだな」 「まだ何か言うのか」 「そう食ってかかるな」 そういって机の上に刀を置いた。
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