429人が本棚に入れています
本棚に追加
「クロナつったか?お前は何者だ?
技人じゃねぇな」
「そうだな」
クロナは否定することなくあっさりと肯定した。
それと同時に技人じゃないと見抜いたコウゲンに警戒を抱いた。
「説明してくれると俺らも助かるんだが…
それと人に向かって殺気を放つの止めろ」
「悪いな元からだ」
「………」
「………」
二人の間に重苦しい沈黙が流れた。
それを見ているウェンディはそわそわとして泣きそうにしている。
「ハァ…俺はこことは違う世界からきた。
貴様が技人じゃないと感じたのは俺の中に悪魔がいるからだろう。
この世界に来たのは戦いを求めたからだ。
信じる信じないは貴様らの自由だが告げ口すれば敵と見なす!」
クロナは脅しながら睨みつけた。
「告げ口?
ハッ!運が良かったな政府が嫌い奴の所に落ちてきて。
それとテメェの影に仲間の存在があるぜ?」
全てを見透かすコウゲンにクロナは舌打ちした。
「それとだな」
「まだ何か言うのか」
「そう食ってかかるな」
そういって机の上に刀を置いた。
最初のコメントを投稿しよう!