理壊者

17/24
前へ
/228ページ
次へ
「悪いが俺には造れない」 「当たり前だ! 1日2日で出来るような技術じゃねぇよ真似しても出来ねぇよ」 クロナは若干イラッとしたがコウゲンは続け様に口を開いた。 「強さに貪欲なテメェに分かりやすく言ってやる。 物に感謝し信じろそしたらテメェはもっと強くなるぜ」 「貴様…」 「あー!あー!んんっ! こちらに侵入者がいると聞いたがビンゴかな?」 いつの間にか扉の前に身なりのいい男が立っていた。 「政府の者がなんの用だ?」 コウゲンはその男に睨みをきかせた。 「コウゲンさん。 あなたの働きには常々感謝しております …が… 侵入者の隠蔽は罪になります。 聞き分けの良い方だと信じていますが…」 「嘘で塗り固めた言葉が俺に通じるとでも思ってんのか?」 「流石!人を視る目は長けてらっしゃる!」 拍手を送る男の目の前に無数の刃が迫っていた。 「ベラベラと…死ね」 「ちょ!?」 コウゲンの制止を効かずクロナは刃を放った… …が刃は男の目の前で消滅し当たらなかった。 「そちらは物わかりが悪いですね」
/228ページ

最初のコメントを投稿しよう!

429人が本棚に入れています
本棚に追加