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あまりにも現実味のない事に夢かと思ったが感覚が違う…
そう直感で分かった…
「その人達を離せ」
クロナを拘束していたロボットはバラバラに吹き飛ばされガラクタへと変わり果てた。
それには全員が唖然とした。
能力が使える…
そう、無力化に対して能力が使えるのだ。
そして、一番危険と感じたのは身なりのいい男。
「こ…公務執行妨害だ!!
う…射てぇぇ!!」
その命令で銃弾の嵐がクロナを包み込む。
コウゲン達はクロナの安否を祈るが杞憂に終わる。
クロナの周りには無数の刃が回転し盾を形成していた。
「くっ!!は…早くアイツを殺せぇぇ!!」
「遅い」
回転していた刃はクロナの指示で飛散し取り囲むロボットの動力源を的確に撃ち抜いた。
動力源を破壊されたロボットはその場で動かなくなった。
「な…何故無力化されないぃぃ!!」
男は声を荒げ腰に差してあった銃をコウゲンに向けた。
人質を取れば攻撃されない。
そう思って突きつけた銃身はバラバラに斬り裂かれた。
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