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「クズがっ!」
「ヒッ!?」
クロナは男の頭だけを残してバラバラに破壊した。
「クロナ…」
ウェンディはやってしまったという表情を浮かべた。
「カッ!わ…分かった!
もう、ここには手を出さない!」
しかし頭だけになりならがも男は生きている。
男はロボットだったのだ。
「………」
コウゲンは無言で近づきここぞとばかりに頭だけになった男を持ち上げ頬をスパナで殴った。
「っだ!!何をする!」
「テメェみたいな奴でも痛み感じんのか?
お?コラ!」
コウゲンはガンガンと額を小突き苛立ちを解消させていた。
「ウチのカミさんにやった事タダ時じゃ済まさねぇからな!」
「ちょっとアンタ。
これロボット?」
ウェンディは恐る恐る近づいた。
「あぁ」
「スパナ…貸して」
「は?」
「貸して!」
「はい…」
コウゲンはウェンディにスパナを貸した。
ウェンディは体を捻りパンチのようなモーションを取るとコウゲンは察したのか頭だけの男を前に出した。
横一線。
鈍い金属音とともに男は綺麗に放物線を描き飛んでいった。
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