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『大好きなのにな…』 『何がやねん?』 教室で、自分の机に伏せっていた そして、無意識に口にしていたらしい言葉に…クラスメートの亮に問い掛けられた 『いや~、百戦錬磨の俺にも手に入れられないなんてさ…』 『おまえ、自分で言うなや』 バシッ 亮に、軽く頭を叩かれた 『痛いし…(涙)』 『で、誰やねん。おまえが手こずってる相手は?』 『うん?3年の上田竜也』 『げっ!』 うーちゃんの名前を聞いて、変な声を出す亮 『どうかした?』 『上田って、あの上田やんな?』 『………………』 『あいつだけは、あかん!!止めとけ、絶対にあかん!!!!』 必死に、あかんばかり繰り返す亮 何で、そんなに反対するんだ? 『亮、うーちゃんと何かあんの?』 『………………』 亮、無言は肯定だぞ?
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