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「ふぁぁぁー」
蓮華は大きな欠伸をしながら伸びをした。
「眠いの?」
「んー何か眠い」
こしこしと目元を擦り、また欠伸をする。
「こりゃ相当眠いんだねー」
ははっと苦笑して自分も眠くなってきたのを感じた。
「昼寝でもするか?」
「いいねー、する!」
蓮華はにっと笑っていつもの場所に足を運んだ。
「あそこで寝るの?」
「寝やすいから」
どこかの寺だろうか。
神聖な感じがするこの場所は蓮華にとって大切な場所だった。
「あれ、あんなところに刀落ちてる…って蓮華?!」
はるかの焦った声がしたが蓮華は無意識に刀に触れていた。
「…っ!」
何故か触れた途端に走った熱さ。映像が流れる。
あの忌まわしい過去が…
「あぁぁぁぁ!」
「蓮華ーーーーっ!」
瞬間、2人の姿はまばゆい程の光に包まれて消えた。
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