独り暮らしと同居人

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  やがて愛しの我が家(アパート、築20年)に到着。 三階の一番はじの部屋が俺の城。 ポケットから取り出し、穴にツッコみヒネる、と言うとなんかエロいが要するに鍵を開けた。 「ただいぐぇぼっ!?」 「うわぁぁん! おかえりマモにぃ怖かったよぉぉっ!」 ドアを開いた瞬間俺に見事なボディブローを仕掛けてきたのは小柄な少女。 『一人暮らし』である俺のもとに先月あたりから転がりこんできた『同居人』だ。 「うるせーよミハル……で、何が怖かったわけ」 しがみついてきた『同居人』、ミハルを引っぺがしながら我が家に足を踏み入れ明かりを付ける。 ミハルが一人のときは明かりは付けない。 なぜなら必要がないからだ。 「あ、あのね……お昼ごろ、ゴキブリが。お部屋掃除したほうがいいよ……」 「何ィ! G様がいるんじゃ俺の『全裸で大の字計画』が……! 宝物に登山されたらシャレにならねーじゃんよ!」 「そっ、やっ、やだよ! やめてよっ!」 軽くミハルを弄って気を紛らすが……G様がおわすのか。  
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