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――――…
「あっはっはっはっはっ!」
「笑いすぎだし」
「だって山田くん、
彼女より怖がってたもん!」
涙目でそう訴えてくる奴は
自分の出番の時
俺が怖がっているのを見て
笑いが止まらなかったらしい
「ひーっひーっ、あはははっ」
「うっぜぇ」
そんな笑わなくてもいいじゃん
「ごめんって!彼女さんは?」
「便所」
「あぁそう、
来てくれてありがとう!
みんな喜んでたわ」
「そう」
「じゃあ後は二人で
仲良く回っとき!
俺は宣伝しなあかんので」
そう言って奴は
廊下を走っていった。
「あ…!名前は!?」
「俺!?」
「うん!」
「優馬!中山優馬や!」
そう言ってニカッと笑う彼は
男の俺でも見とれてしまうほど
かっこよかった。
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