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翌日
「へっくしょい!…っ、だー」
今日はいつもより寒いのは
俺の気のせいだろうか…。
「山田!おはよー」
「はよ…」
校門で須藤に会い
いつもの様に一緒に向かう
「今日寒いよね~」
「…おぉ、まじ寒す」
あ、明日のこと
須藤に言わなきゃ
「あのさ、須藤?」
「んー?」
「明日空いてる?クリスマス」
俺がそう言うと
須藤はパッと俺を見上げた
「明日?空いてるよ」
「よっしゃー!」
俺の声に彼女は
びっくりした様子
「やばいやばい!超嬉しいっ
久々にデートできんじゃんっ」
12月に入ってほとんど
デートなんかしてなかった。
この嬉しさ、半端ないしっ
「あははっ
山田、超ご機嫌じゃんっ
そんなに私とのデートが
楽しみなの~??」
お色気ポーズでふざけて言う
須藤の頭を小突いた
「ばーか、そんなんじゃないし」
「ん~…、可愛くないな」
「須藤に言われたくないね」
「…な!失礼だなっ」
そんな軽い口喧嘩をしながら
二人で教室に向かった
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