-12月- DECEMBER

11/27
前へ
/160ページ
次へ
翌日 「へっくしょい!…っ、だー」 今日はいつもより寒いのは 俺の気のせいだろうか…。 「山田!おはよー」 「はよ…」 校門で須藤に会い いつもの様に一緒に向かう 「今日寒いよね~」 「…おぉ、まじ寒す」 あ、明日のこと 須藤に言わなきゃ 「あのさ、須藤?」 「んー?」 「明日空いてる?クリスマス」 俺がそう言うと 須藤はパッと俺を見上げた 「明日?空いてるよ」 「よっしゃー!」 俺の声に彼女は びっくりした様子 「やばいやばい!超嬉しいっ  久々にデートできんじゃんっ」 12月に入ってほとんど デートなんかしてなかった。 この嬉しさ、半端ないしっ 「あははっ  山田、超ご機嫌じゃんっ  そんなに私とのデートが  楽しみなの~??」 お色気ポーズでふざけて言う 須藤の頭を小突いた 「ばーか、そんなんじゃないし」 「ん~…、可愛くないな」 「須藤に言われたくないね」 「…な!失礼だなっ」 そんな軽い口喧嘩をしながら 二人で教室に向かった _
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

412人が本棚に入れています
本棚に追加