-12月- DECEMBER

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――――… あと30分で今日の授業は終わり 終わったら速攻で 予約してたやつ 取りに行かないとな…。 「なぁ、須藤?」 「…なに?」 少し寝かけてた彼女の肩を叩き ずっと気になってた事を聞いた 「お前目の下、  クマできてんじゃん」 俺の言葉に"あ~、でしょ?" と言って欠伸をした。 「編むのに必死で、  徹夜したんだ~  間に合わないかもだから」 「編む?…って何を?」 「えへへ、内緒内緒っ」 「何だよー気になるじゃん」 ぶー、と口を尖らせて アピールしてみるものの 須藤には効果無しで… 「いつかわかるよ」 「ちぇっ、おもんねー」 俺との会話が終わったあと 須藤が寝たのは言うまでもない _
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