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「ただいまっ!」
「おかえり」
靴を脱ぎ捨てて
勢いよくリビングに入った
「母さん母さん!」
「何ー?そんな慌てて」
洗い物をしていた手を止め
驚いた様子でこっちを見る
「明日は本っ当に家、
誰もいないんだよな!?」
「えぇ?なんで?」
「いや、なんとなく…」
彼女を家に入れるなんて
絶対に言えるわけがない
「うん、明日は誰もいないわよ」
「ふーん…」
そっかそっか、と
首を縦にこくこくする
「それがどうしたの?」
「や!べっつに~ッ」
それだけ言い残すと
部屋にむかった。
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