憧れの星

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なんでそうなるんだよ!! 「だって、普通そんなこと気にしない」 断定した。 断定しやがった。 つまり、木下様がそう言ったら、そうなるいや、そうなってしまう。 「なぁ、木下様」 俺は出来るだけ笑顔で木下に話しかける。だが、多分相当顔がひきつっているだろうな…。 「学校の七不思議ならぬ、絶対七条件って知ってるか?」 「さぁ?」 「…絶対七条件の一つにこんなのがある」 皆様、これから身の毛も弥立つことを教えましょう。 それは、 「木下麗羅の言葉は神のお言葉。つまり、お前の言うことは絶対!だから…」 一呼吸する。 「今、お前が俺のことをストーカーって言ったら、明日から俺はストーカーってなるんだよッ!!」 嘘だと思うだろ? だがこれが現実なんだ。 「あら、そうなの?」 「だから撤回してくれ…」 「このまま有村君の困った状態を見てみたいと思ったわ」 こ、このッ!! ドSの化身めッ!! 「それに、力の差が分かっている相手様に対してそんな頼み方じゃ駄目でしょ?」 はい、そうでしたね女王様。 「この可哀想な有村陸を助けて下さいませ、女王様」 「有村君はストーカーじゃないわよ、冗談でした」 と、女神のような微笑みで可愛らしいことを言った木下様でした。
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