憧れの星

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「お、おはようございますぅッ!!木下先輩////」 「おはよう、木下!」 「おはよう、木下君」 など教室に向かう廊下で何度聞いた挨拶。 その単びに学校の女神こと木下が、 「おはよう、みんな」 と微笑みながら手を振る。 たったその言葉だけで、最初に 「お、おはようございますぅッ!!木下先輩////」 と言った女子生徒(後輩)は、涙をぽろぽろと流しながらはぅーっと顔真っ赤にしながら顔面から倒れた。 …なんていうかこう、ね。 言葉に出来ないな。 「どうしたの、有村君?」 とこっちを見る様子もなく真っ直ぐ先を見てた。 「いや、お前本当に人気あるよなって」 「…お前?」 普通誉められて、呼び方に一々気にする奴がいるかよ!! 「では、木下様」 「人気なんかないわ、有村君」 …様付けじゃないと認めないんですね、木下様。
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