第1滴

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少女はその中に見える風景に目を奪われた。 しかしマッチ棒の火はすぐに消えてしまう。 そしてまた点ける また点ける また点ける 気付けば少女は雪降る寒空の下で凍死していました。 おしまい。 たしかそんな話だった気がする。 そんな話が現実にあるのだろうか。 もしあるのならば、一目散に自分は駆けていくだろう。
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