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俺の名は仁炬卯札、この高校に今年入学した。
だが、この高校に入ってからは何もしていないのだが何故か今縛られている。いきなりクロノホルムを嗅がされ、気付いたらここにいた。
「何か用か?」
「用が無ければ呼ばないよ。」
布団に包まった女性がそういう。
「寒いのなら。ヒーター付けてもいいぞ。」
「アハハ、君って面白いね。経歴も面白いし。」
女性は書類のようなものを横目で見ながらにこりと笑う。
「ねぇ、部活に入らない?ここにしか存在しない部活に。」
「どんな内容か聞いてから決めたい。」
「物分かりが良くてよろしい。簡単に言えば何でも屋、生徒達の悩み、疑問、願い等を出来る範囲でズバッと解決。」
なんつうか、部活じゃねえな。それ。だがまあ、面白そうじゃねえか。
「入ってやっても良いぜ。面白そうだ。」
女性はにこりと笑った。
「そういうと思った。宜しく、卯札君。私は部長の森比紀子。そして」
俺の後ろのカーテンが開き光が差し込み部長の後ろに控える生徒が見えた。
「ようこそ!北高商会部へ!」
「あ、あぁ、よろしく。で早く、外してほしいんだけど…」
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