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早雪は朝御飯の片付けをしていた。土方は朝御飯の時にはいなかった。 「きっと、まだ、寝てるな…」 早雪は土方の朝帰りを知っている。土方はイケメンだ、女にはモテてるはずだと早雪は思った。 「早雪ちゃ~ん」 早雪が振り向くと原田がいた。原田も確かにイケメンだ。早雪は原田を見てそう思った。 「何ですか?」 早雪は原田に言うと原田はニッコリ笑って、小さな包みを見せた。 「片付け終わったら、団子食べよ~ぜ」 早雪は驚いて原田を見ると原田は笑った。 「この間の夜の、お詫びって事でさ…」 原田は苦笑いして、前に早雪の言った事に少しは悪かったと思い団子を買ってきた。 「ここの人はお団子を買うのが好きですね」 早雪はそう言って笑った。原田もホッとして笑った。 「じゃ~、縁側にいるよ」 原田はそう言って台所から出て行った。 「気にしてたんだ、原田さん…」 早雪は少し嬉しくなった。ここの人は皆、優しい。源さんも総司さんも…他の隊士さんも…。 「この時代も…悪くないかも…」 早雪は少し微笑んで呟いた。
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