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早雪は着替えた後は斉藤に謝り、原田も早雪に謝ると早雪は笑顔で原田に言った。
「じゃ…原田さん。またお団子、買って下さいね」
そう言って洗濯すると言って早雪は勝手裏へ行った。
「団子で許してくれるのか…」
原田は斉藤と総司から話を聞いて本当にすまないと思っていた。誰にでも嫌な過去はあるはずだと。
その後は早雪は普通に洗濯をして晩御飯を作り、夢の事は忘れていた。
「後、少し。」
時刻は11時55分。日付は25。
早雪は時計を見ていた。するとまた、障子が開いた。
「おい、まだ、起きているのか~?」
土方が障子を開いて早雪を睨んで見ていた。
早雪も土方を睨んで言った。
「後、5分は待ってくださいよ。いつも、見逃しているんだから…」
そう言って早雪は時計を見ると土方は部屋へ入ってきた。
「おい、俺よりそれが大事なのか…?」
早雪は驚いて土方を見ると土方は早雪から時計を奪った。
「欲しかったら、取りにこいよ~」
土方はニヤリと笑って部屋を出た。早雪は土方を睨み付ける。
「も~!返してよ!」
早雪は怒って土方の後ろを歩き部屋に行った。
「ちょっとは力を入れろよ~」
「も~~!」
結局、早雪は土方の肩を揉み、今日も日付変更は見れなかった。
「ははっ、少しは頑張れよ~」
でも、土方の笑顔は見れた。一日ぶりだ。
「今日は何の和菓子かなぁ~」
早雪が言うと土方が笑った。
「さぁな、何だと思う?」
何だと思うと言われ早雪は考えた。
「わかんない」
早雪がそう言って土方を見たら土方が笑った。
「和菓子より、笑顔がいいな…」
早雪はそう思って、土方の肩を揉んだ。
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