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早雪はその後、いつもの様に仕事をしてお風呂に入り部屋で時計を見た。
「いつ、置いていったのだろ…」
総司と団子を食べる時には横に時計はあった。
「昼寝の時かなぁ…」
時刻は10時29分。日付は24。
土方とは朝御飯の時以外はあってない。
やはり、「副長」とは忙しいみたいだ。
早雪も夜の肩揉み以外はそれほど話もしない。しかも、昨日の夜は最悪だった。
「ちゃんと、お礼もしてない…斬られるかなぁ?」
早雪は笑いながら土方に貰った紐を見た。
「会いたいな…」
早雪はそう思って土方の部屋へ行った。
「いないのかな?」
早雪は暗い土方の部屋へ入った。
「今日も…いないのか…?」
早雪は暗い土方の部屋に座った。
「少し…タバコの匂いがする…」
早雪はパパを思い出し安心した。部屋は涼しく早雪は土方の部屋でそのまま寝てしまった。でも悪い夢は見なかった。
「なんで…ここで寝てるんだ…」
朝方、土方が部屋に入ると早雪は寝ていた。
「しょうがねぇ~な…」
土方は早雪に薄い浴衣をかけると早雪は小さく呟いた。
「…ありがとう」
早雪はそう言ってそのまま眠った。
土方は早雪を見て優しく微笑んだ。
「ちゃんと寝れよ…」
土方はそう言って煙管を吸って、早雪の寝顔を眺めていた。
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