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早雪が朝方目を覚まし部屋を見ると土方はいなかった。 「帰ってきてない…」 早雪は土方がいなくて寂しくなった。早雪は自分の部屋へ戻ると総司が部屋に座っていた。 「早雪さん…どこにいたのですか…?」 総司に聞かれ早雪は小さな声で話した。 「土方さんの部屋に…昨日の夜に行って話そうと思ったのに土方さん…いなかった。」 総司にそこまで話すと早雪は目から涙が流れていた。 「朝になっても…帰ってきてないみたいで…」 早雪は涙が止まらなかった。なぜこんなに寂しくて、悲しいのか。会うとツラいのにどうしても会いたいと土方の笑顔が少しでも見たいと思ってしまう。早雪にはこの気持ちがわからなかった。 「早雪さん…」 総司は早雪の気持ちに気付いたが何も言えなかった。 「会うのが怖かったのに…会えないと、寂しいの…」 早雪はそのまま泣いていた。総司は泣いている早雪の頭をそっと撫でた。 「早雪さん…寂しかったら僕が側にいますよ。」 早雪はそのまま優しく総司に頭を撫でなれてたが土方に会えない寂しさは消えない。 「なんで私…寂しいの?総司さん…」 早雪は泣きながら総司を見ると総司は苦笑いしたが優しく早雪の涙を拭いた。 「なぜか、わからないですか…?」 早雪は黙って頷いた。すると総司は優しく微笑んだ。 「土方さんに会うとわかりますよ。」 総司はそう言って優しく微笑んだ。
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