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早雪が疲れて肩を揉み終わると土方は書類を置いて早雪の方を向いた。 「今日は何もないから…俺も肩を揉んでやるよ」 そう言って土方は早雪を後ろに回して早雪の肩を揉み始めた。 「ちょっと!土方さん…って。あっ…でも土方さん…上手いですね…スゴい…気持ちいい…」 早雪がそういうと土方はまた早雪をからかい始めた。 「俺はもっと、色々と上手いぞ~早雪、知りたいか…?」 土方は早雪の耳元で囁くと早雪は真っ赤になって土方から離れた。土方はそんな早雪を見て笑った。 「逃げるなよ、冗談だよ。手は出さないって言っただろ?」 土方は笑って早雪に言うが早雪は真っ赤になり涙目で土方を睨んだ。 「嘘!手なんて出したじゃない!最初の日、私にキスして触ったでしょ!?」 早雪の言葉で土方がわからない事があり眉間に皺を寄せた。 「キス?」 「そうよ!…他はともかく、キスは初めてだったのに…もっと、感動的なキスがよかったな…」 早雪は小声になったが土方にそう言って俯いた。土方は思い出した。あれが「キス」か口づけだろうと。 すると土方は早雪の顎を上げて呟いた。 「じゃ…感動的な「キス」をしてやるよ…」 早雪は驚いて土方を見ると土方に見つめられて言われた。 「目を閉じろよ…」 「えぇ~!」 早雪は真っ赤になって土方を見ると土方はそのまま早雪に口づけをした。早雪は息も出来ないほど激しく土方に口づけをされて頭の中は真っ白になっていた。 「感動的だろ…?」 早雪はようやく、土方から唇を離され言われた。 「……もう!!土方さんの意地悪!!」 早雪は真っ赤になって部屋を出て行った。 「アイツ…真っ赤になってるなぁ…」 土方は可笑しくなり笑った。 「初めてだったか…。ちょっとやり過ぎたか…?」 そう思ったらまた土方は笑って煙管に火を付けた。 早雪は自分の部屋に戻り、なんとか落ち着くと、時計を見た。 時刻は12時47分。日付は21。 「感動的なキス…かなぁ…?」 早雪は土方の触れていた唇を優しく触れた。でも、土方にキスをされて早雪はとても嬉しかった。
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