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土方はそんな暢気な早雪をしばらく見てから声をかけた。
「おい、早雪」
早雪は驚いて振り向くとそこには不機嫌そうな土方がいた。
「ビックリした…。いつから居たんですか?」
「ちょっと前だよ…。気付けよ、お前は警戒心が無さすぎだ…ここは男しかいないんだぞ…」
土方はそう言って早雪を睨んだが早雪は急に土方に会ってドキドキしていた。
「そんなのわからないですよ!忍者じゃないんだし…」
早雪はつい土方に言ってしまう。好きになってからはどうしたらいいのかわからず、ついこんな反抗的な態度をとってしまう。
「まぁ…いい、それより局長に合わせるから一緒に来いよ。」
土方は早雪を睨んで言うと早雪は喜んで土方に言った。
「局長って…近藤勇だよね!本物だよね!?」
土方は驚いて早雪の口をふさいで周りに誰もいないかを確認した。
「お前は…呼び捨てはやめろよ!近藤さんは俺でも逆らえない人なんだ!気をつけろよ…」
土方は早雪にそう言って更に睨んで早雪は土方の目のビームにやられて、黙ってコクコク頷いた。
「…ったく。お前は、命知らずと言うか、相変わらず、この時代がわかってねぇな…」
土方がそう言って早雪から手を離した。
「ごめんなさい…」
早雪はそう言って土方に謝るが土方は更に小声で早雪に言った。
「今から、近藤さんに会わせるが、あの人は俺より女好きな人だから…気をつけろよ…」
そう言って土方は早雪の方をちらっと見ると早雪の顔色が悪くなった。
「まぁ…お前はガキだから、大丈夫だと思うけどな…」
安心させる様にそう言って土方はガキと言われ膨れっ面の早雪を連れて近藤に挨拶に行った。
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