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翼持たぬシン
ベブンズベース戦ではスティングの操縦するキングデストロイ、その中のエールデストロイガンダムを撃破
加えてジブリールの要請で月から支援に来たブルーガーデンの強者達を全滅させた
全てがシン一人の功績である。これはシンがデスティニーガンダムのスペックを100%以上、あるシステムを発動させその力を引き出した事による必然的結果と言えた
そのシステムの名はバイオディフェンサー。人とマシーンを一体化させ、そこにパイロットの魂(心)というよりしろを用いる事で発動する
パイロットの精神力がもつ限りそのシステムはどこまでも力を与えてくれる
実際にデスティニーガンダムがベブンズベース戦の最後に見せた強烈な紅紫の輝きはその場に居た全ての人間の記憶に刻まれている。その瞬間に生まれた言葉が『メテオ・レッドライト』この光が戦場に照らされる時、戦いが終わる…とされている
勲章授与と共にデュランダルから与えられた二つ名は
『紅色の運命剣(デスティニーブレイド)』
絶対の高みへと上り詰めたシンではあるが
無傷で済むわけではなかった、限界が人間にもマシーンにも存在する
それを双方が超えてしまい、デスティニーは機体各部が損傷
シン本人も「真人格喪失症」、元々の記憶はそのままにこれまでの人格が少々変化してしまう精神病にかかってしまったのであった
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