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 その時、俺とソニィの間に、金髪の子が割って入った。  きりっと短い形の眉は、何だか少し、年不相応な感じがした。 「私はディブ。ディセブ・アンティル。一応ここのトップだ」 「補習クラスなのに……トップですか」 「違うよぉ? ユーリ達はね、内緒にするために補習って名目で集められた『特別な人材』なんだよぉ?」  少し馬鹿にしたような顔で笑われ、少しかちんと来た。  さっきから自分のことをユーリと呼ぶ子に、無理やり腕を組まれる。 「青銀FREDの生態を研究して、この国の病の改善するために役立てようっていう計画に選ばれたのよ、アタシたち」
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