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「………そんな………」
僕は目を疑った。思った通りレブラプターか迫って来ている。それはいい。ただ、『手に粉砕した死体の一部をもっている』なんて考えてもみなかった。
思わず叫びそうになったが、実際僕は叫ぶことはなかった。それが危険を感じた僕自身が無意識の内に叫ばなかったのか、もしくは恐すぎて叫ぶ事さえできなかったのか、考える事さえ恐ろしい。
『……さてと、あらかた集まったな。次は……』
レブラプターの火器を動いた。標的は……こっち!?
『でてこいやぁー! 民間人ッ!!』
隠れていた壁に着弾し、僕はまた吹き飛ばされたのだった。
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