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二転三転して、またボロボロになった僕は身体中の痛みから立ち上がることさえ出来なくなっていた。
「……な…なんで……」
見つからない内に隠れたはずなのに、火器は僕の隠れているところに正確に射ってきた。本当はわかっていたのだろうか………
もう、何が何だかわからなくなった。
いや、もう何でもいい。
こんな状況じゃ、遅かれ早かれ僕は死ぬのだ。
わかったところでどうにもならない。
むしろ自分が誇らしく思えた。こんな地獄で5日も生きてこれたのだ、立派なものだろう。
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