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いきなりエース抱きつかれてびっくりしてばちん、と顔をひっぱたく
「いったいなぁ。叩くことないじゃないか」
「あ、あなたがいきなり抱きつくからじゃない!!」
叩かれた頬を撫でながら口をとがらせるエースを無視し、赤くなっているであろう顔を両手で押さて顔を背ける
「あれ?顔赤いね?…びっくりした?」
「っ!!」
さっきと同じように、だけどさっきより優しく体を後ろから抱きしめられて、耳元で囁かれる。あまりにも優しく抱きしめるから振り払うに払えない
「抱きつかれたくらいで赤くなっちゃうんだ。キミって可愛いね」
「もう、エース!」
「ごめん、ごめん。キミがあんまり可愛いから少しからかいすぎちゃった」
そのまま腕を離してくれるとばかり思っていたのにさっきよりも強く抱きしめられてしまう
「ちょ、エース?」
「ねぇ、アリス。さっきの話しの続きなんだけどさ」
「え?う、うん」
ぎゅ、と抱きしめられている腕に手を回すと肩に頭を置いてきた。その仕草が甘えてくるみたいで可愛い、なんて思ってしまう
「オレが役持ちじゃ無くなっても一緒にいてくれるんだろ?」
「もちろんよ」
「じゃあさ、」
「え―――」
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