運命の人

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手を繋いだまま バーについた。 え? このまま入るの? 少し戸惑ったがそのままでついていった。 スタッフ達は驚いた顔で私達に聞いた。 『えぇー!?いつから?』 『今日から。 俺達付き合ってるから。』 『えぇっ!? そうなの!?』 一番大きな声を出したのは私だった。 『嫌?』 アキは いつもの優しい笑顔で私に訊いた。 『いや、いいけど…』 何故だろう。 ここでNOと言えば いつもの日常に戻るのに。 何故だろう。 ここでNOと言えば 後悔するんじゃないかと 思ってしまったのは。
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