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シロタンは、寝ている彼女が起きるのも手伝った。
「彼女さん、彼女さん」
シロタンを彼女の鼻先に持っていく。
「…っん」
…起きない。
「朝ですよー。起きますよー」
シロタンで彼女のほっぺを突いたり、顔の上にのっけたりする。
パチッ!
彼女の目が開く。
腕が伸びて、シロタンが捕獲された。
「だめでしゅ、シロタンも寝るんでしゅよー」
シロタン、そのまま彼女の横に寝かされた。
…シロタン、だめじゃん。
彼女は楽しそうにニコニコとボクを見る。
「ボクさんも寝るんでしゅー」
彼女の両手がボクに伸びる。
…つい、ボクも布団に戻ってしまった。
…ボクさん、だめじゃん。
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