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「つかれた、焔(ホムラ)~御茶」
≪ハァ~、≫
部屋に入りソファに倒れこんだ朱華は誰も居ない空間に話かける。すると、いきなり人が姿を現す。彼は朱華の[トウジン]の一振り、真打 火車切(シンウチ カシャギリ)。朱華の愛称は焔。
[トウジン]達は基本契約者の中におり、必要に応じて姿を現わしたりする。
彼もまた朱華に呼ばれた為に姿を現しただけに過ぎない。
≪朱ちゃん、オレの扱い酷くない?≫
「気のせいだろ」
他愛のない話をしながらもしっかりと言いつけである御茶を用意する
「アリガトー」
≪いえ、それより、今夜では?≫
「…あぁ、」
≪火車!! 口が過ぎます≫
火車切の言葉で重い空気が部屋を支配する、この言葉にはなんらかの意味があるのは一目瞭然
そんな中、重い空気を断ち切ったのは、朱華の刀、伯耆安綱 則安(ホウキヤスツナ ノリヤス)。
「則、いい気にするな」
≪しかし、朱華様!!≫
≪止めろ。則安≫
フードで顔を隠している伯耆の表情は分からないが、声音からすると悲しんでいるように思える。
そんな彼を止めたのは、朱華の刀、菊一文字 靖則(キクイチモンジ ヤスノリ)。先ほど朱樹から返してもらったばかりの相棒と言える刀、そして、朱華の扱う[トウジン]を統べる役を担っている。
伯耆も菊一文字も自分の意思で人の姿を取ることが多い。
≪靖則、久しぶりだな。≫
≪火車、雑用御苦労。≫
「ふっ、小烏丸 天国(コガラスマル アマクニ)、童子切 安綱(ドウジギリ ヤスツナ)、虎徹 真打 正幸(コテツ シンウチ マサユキ)、真打 雷切 則之(シンウチ ライキリ ノリユキ)、妖刀 長之 村正(ヨウトウ ナガユキ ムラマサ)、ここでまってろ」
≪御意≫
【*ロビン*さん】が書いてくださいました!!!
火車切
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