~一章~

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 「そうかい、あんたらは俺が再起不能にしてやる。」  「はっ、やってみろ!!」 朱華の周りの雰囲気が一瞬にして零度のそれになり変る。そんな変化に気づかなかったのか一人の男が、刀を振り上げながら走ってくる。それに続くように残りの男どもが各々刀を持ちながら走ってくる。  「ユキアネサ、左側を、伯耆は右側を、火車は後ろ、俺は前を行く」 今の状況は朱華とその[トウジン]達の周りを男達が囲っているという朱華がどう見ても不利な状態。それなのに冷静に敵の戦力を見極めて各々に指示をだす それに従い素早く行動に移す。 男たちは素早い動きに驚き一瞬動きが鈍る。その隙を逃す程朱華達は甘くない、 数分後には床に気絶した男たちが倒れており、朱華一人がその場で立ってる状態となっており[トウジン]は普段要るべき場所に戻っていった 「二度と俺のダチに手ぇ出すんじゃねぇぞ。」 倒れている者達に対しての言葉だが、はたして気絶している者に聞こえていたのかは分からない
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