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「ふ~」
シャワーから上がってきた朱華は火車の入れたお茶を飲みつつ、用意された朝食を食べ始める
朱華の今の姿は水に濡れいつも以上に漆黒になった髪から幾つもの雫が落ちていて、其の瞳は学校に居た時の黒曜の瞳では無く朱色になっている。これが本来の彼の姿、学校や人目の付くところではカラーコンタクトレンズを使っている
≪朱華、髪拭けよ≫
「メンドイ…」
いつもの様に一言で終わらせる朱華に盛大なる溜息をつくのが一人いた真打 雷切 則之(シンウチ ライキリ ノリユキ)だ。
彼はよく朱華の御兄さんのような事をしている、朱華には実の兄が居るのだがここ数年は色々とありあう事が出来てない
≪お前なぁ、そんなんじゃ風邪引くぞ≫
≪火で乾かすか?≫
≪今度は主の髪を燃やす気か!!≫
いつまでもお気楽な考えの火車に素早く突っ込みを入れる虎徹。そんな二人を無視してタオルを片手に部屋に戻ってきた雷切は慣れた手つきで髪を拭き始める
【*ロビン*さん】が書いてくださいました!!!
雷切
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